革の色々
タンニン鞣しの革を素のままに仕上げたものを言います。本来は無染色でオフホワイトまたは薄いベージュ色であるものを指しますが、一般には染色を施したものを含めていうことが多くその色の種類は豊富です。
・スウェード・・・革の裏側を起毛したもの。
・ベロア・・・革の裏側をスウェードよりも荒く毛羽立たせたもの。
・ヌバック・・・革の銀面(表の部分)を非常に決め細かく起毛させたもので、より繊細な手触りを楽しめます。
・ブライドルレザー・・・タンニン鞣し革にロウを染み込ませカチカチに仕上げた超堅牢な革です。主にイギリスにおいて、馬具用に使われています。
・ロウ引革・・・革にロウやパラフィンを吹きつけて表面を強化したものです。
・オイルレザー・・・革に多量のオイルを加え、耐水性と柔軟性を持たせた革のこと。しばしば独特の味わいや風合いを持っています。
・型押しレザー・・・高熱高圧のプレスで表面に一定の模様を刻印させた革のこと。
・シュリンクレザー・・・薬品や熱によって革を収縮させ、表面にシワ模様をだしたもの。
・ガラスレザー・・・クローム鞣し革の表面をガラス板に張って乾燥させ、ツルツルに仕上げたもの。
・エナメルレザー・・・革の表面にウレタン樹脂などを塗布してツヤツヤにしたもの。
・アイロンレザー・・・革用アイロンで表面に光沢を加えたもの。
・防水加工レザー・・・土屋鞄のプロータ・防水アニリンレザは革の繊維の隅々まで撥水コーティングを浸透させることで、半永久的に水をはじくという脅威的な素材を開発しています。「革は水に弱い」という常識を覆した技術です。
(写真提供:土屋鞄製造所)